【リスニングのご質問】字幕を見ても、その通りには聞こえません・その1

ご質問ありがとうございます。
悲しいことに、英語は、書いた通りに発音する言語ではありません。
弱く発音されることで音が変化したり、はしょられたりするなど、
英語のいろいろな特徴を知ってからの方が、大人は練習しやすいもの。

今日は、機能語として発音される時には、早口に一気に言えるように音が変わる単語に注目してみます。

ここからの内容は、「読者様からの公開質問:書かれていることばと聞こえてくることばの違い 」からの抜粋です。

■2)Weak and Strong Forms
英語は、新しい要件を告げる単語以外は(日本語ネイティブからすれば)非常~にゾンザイに扱われます。
会話の中で重要でない情報は、
単語ごとに知られている音とは違う、
「早口で一気に言いやすいような音(weak form)」で発音されます。

会話の中で何が重要じゃないか…というのは話の流れで変わるものですが、
デフォルトで弱く発音される(文章の中に流れ込む)のが、Function word(機能語)です。

日本語でやってみると、
「あのアレとそっちのコレがドウナッタ」のひらがな部分が、Function word です。

たとえば、ターザンがひらがなをすっ飛ばして「アレ、コレ、ドウナッタ」と言っても、
会話の要件としては、まあ、なんとか通じちゃう…かつ、
ターザンがひらがな(Function word)部分ダケ言うと「あの、と、そっちの、が」
となって、聞き手をクエスチョンマークの溢れる洗濯機に投げ込んでしまうというせつない存在です。

例)
前置詞: under, around, near, on, など
接続詞: and, but, not など
限定詞: the, some, each など
所有格: my, our, your, his, her など (his, her は h が飛んでしまう事多し)
助動詞(メインの動詞でない時):can, do, have, may, など
無生物主語: there is, there are, there have been, など

例)
たとえば there という単語は、
There’s a hole in my shirt! なんて表現のときは、weak form が使われます。

辞書を見ると(http://dictionary.reference.com/browse/there)
there の発音の仕方は二つありますよ、とあります。
(読み方の表記→[thair(←単語としての音); unstressed ther(←文章に入り込んで流される時の音)])

unstressed の時の there の発音は weak form です。
すばやく言いやすいような弱い音、ですんで、
話し手は there’s を電光石火で一気に処理しちゃいます。

文章の中に入ることで、単語として覚えた音と変わってしまう。

これ、大人の脳にとっては意外な「納得いかん」ポイントです。
ここでジレて先に進めなくなる場合も多いので、「そういうこともあるのね」と
納得されておくと良いでしょう。

なんつったって、学校では「ゼアイズ・ア」とか
「ゼアリズ・ア」と読め、と教わっただけ(ああ、英語の音とトコトン違うっ)。
私も、納得するまで聞こえないよぅ〜と悶絶した部分です。

何度も何度も何度も何度も聞いても、
ぜぇええぇええぇっ対、そんな風に言ってないもんっ!と、カセットテープを投げたりして(^^;
(そういう時代でした。カセットテープ……キュッキュルルッヤバダバディバダバ←早送りの会話の音・壊)

大人の脳は、納得した方が練習に集中しやすいんですよね。

さて。何度も申し上げることですが、
日本語と英語は言語ファミリー的に遠い存在です。

書いたとおりに読めるすばらしいシステムを持つ「日本語とは違う」、ということを、
おお、異国語を学ぶ醍醐味!という楽しみになさってみてくださいね^^

weak form をとることが多いその他の単語の一部、リストはこのあたりで→(英語)http://learnenglish.vn/how-to-learn-english/strong-form-weak-form-english-conversation/

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以上、本館から「読者様からの公開質問:書かれていることばと聞こえてくることばの違い 」の抜粋でした。
他にも、書かれた音と聞こえてくる音の違いについてのヒントになる項目がありますので、
お時間のある方はぜひ遊びにいらしてくださいね(^^)

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